アイアンマン(Iron Man)(2008)
【080/100】DVDで。
アイアンマン デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2009/12/02
- メディア: DVD
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トニーの明るく自信家で活動的な性格も手伝って初っ端から抜群にテンポが良く、本作最大の魅力であるスーツの開発・試験シーンは、物作りを見る楽しさとギミックの面白さと絶妙なリアリティと爽快な大活躍とがゴッタ煮状態でなんというか最高。マーク2での飛行試験シーンはトニーの感動が伝わってくるようで、楽しいとか爽快を通り越して泣けるレベル。名シーンす。
その後、完成したスーツでゲリラの拠点をぶっ叩いたりトニーの会社の重役である黒幕が動き始めたりするんだけど、終盤に行くに従って「緊張感はあるけど燃えないしダルい」展開になってくる。そして最後の戦いはトニーのスーツが本調子でなく似たようなスーツ着た敵に割とフルボッコにされるし、ヒロインっぽい秘書の人は非常時と思えないほどカッタルい走り方でイライラさせてくれるし、トニーもなんでスーツ脱ぎだしたか分からんし、リアクター暴発でトドメとか微塵も燃えんし……どうしてこうなった状態。なんだろうね、黒幕の人に対するトニーの感情とかがよく出てなかったから、ピンチがただ「状況が不利になった」ってだけで燃え要素なかったのがアレなんかね。
最後はスカッと締めるものの、ちょっとモヤモヤの残る映画だった。