日曜洋画劇場でダークナイト観た。

いやー酷いもんだった。これまで字幕吹替あわせて60回はダークナイト観てきた俺がまさかダークナイト観ながら「うわーみるのやめてー」とか思う日が来るとは思わなかった。
つってももうあんまし覚えてないけど、記録として感想を書いとこう。

■1. カットひでぇ

一見本編と同じく2時間半の尺を取って放送された日曜洋画劇場ダークナイトだけど、実際にはCMがザクザク割り込んでくるので、本編もだいぶカットされてた。覚えてる範囲で特に気になったのは、

  • ビル空撮と窓割り素っ飛ばしてジョーカーから始まる雰囲気半減のオープニング
  • ソナーの説明カット
  • ジョーカーによる「ゴードンの部下にスパイがいる」暴露のカット
  • バットマンからカード拾う件はカットされたのにカードからDNAは採取してた(よね?)
  • 「THE DARK KNIGHT」と表示された直後に終わるエンディング

辺り? 個々のシーンカットよりは、細かいシーン頭のカットがテンポを台無しにしてたことの方が気になったかも。以前ダークナイトを「名シーン数珠つなぎ」みたいに書いたことあったけど、こうして見ると全体が一つの自然な流れに観えるようにシーンの繋ぎとかちゃんと演出されてたんだなぁとか思ってしまうよね><
逆に言うと、日曜洋画劇場ダークナイトはどこの誰とも知れない誰かが再演出したバージョンなわけで(いや監督がやってるかも知れんけど)、それを「世界が絶賛」とか言って放送する神経って正直ちょっと疑っちゃうよね><

■2. 吹替ひでぇ

せっかくなので最初から最後まで吹替で観てみたわけだけど、実音声と比べると疑問が残らないではなかったDVD版吹替と比べてもだいぶイマイチだった。
一番目立つのは当然ジョーカー。たまに素のひろし声になるのが残念だけどそれ以外は元の演技をかなりの精度で再現してたDVD版の藤原啓治ジョーカーに比べると、大塚芳忠ジョーカーはふざけすぎの上に騒ぎすぎ。数回あるマジ声が微妙だった藤原ジョーカーよりマジ声も微妙でほんといいとこなし。
ブルースも声合ってなかったしバットマンの時も声変えてなかったよね。原作のブルース/バットマンには合いそうな気がしないでもなかったけど。
ゴードンも合ってなかった。
ルーシャス脅迫するシーンのリースも、ドヤ顔が目に浮かぶようなDVD版吹替に比べてどんなテンションで喋ってんだかさっぱり。てか全体的に「本当に本編映像観て演技してんだろうか」と疑問に思えるほど映像とテンションずれた演技多かった気がする。

■3. 翻訳は概ねDVD版と同じ

なのでFair→Fear→恐怖もそのまんま。最後のジョーカーの語りは頑張って意訳しなおしてた気がしないでもない。
 
もうだいぶ記憶が薄れたのでこんなところで。
ダークナイトが面白いかどうかは好みによるだろうし、客観的に優れた映画かどうかも俺にはよくわからんけど、とりあえずあの日曜洋画劇場版でそれを判断するのだけはやめとこうず?